宇宙旅行詐欺の夢・読書の足腰

謎の詐欺にひっかかる夢。

実家に一人でいると、3000円くらいで宇宙旅行に行けるという電話がかかってくる。ホイホイ出ていくと完全に視界を絶った上で謎の銀色の乗り物に乗せられ、オイオイこのまま宇宙に行って死ぬ可能性もあるのかと心配になる。しばらくするともうちょいまともな座席のあるスペースシャトル的なものに案内され、一緒にいたウルトラマン好きの知り合いの隣に座って荷物を座席の下に入れる。スペースシャトルの中にはカラオケがあったが肝心のウルトラマンの歌だけがなく、純粋にウルトラマンだけが好きな子供が乗ったら困るんじゃないかと同乗者と心配する。スペースシャトルはその辺の車より遅かったが、しばらくうろうろした後に降ろされる。実際の宇宙旅行は別らしい。実家に帰ってから両親に話しながらこれは詐欺だったのではないかと気付き、そう言ったところ心配される。この後はどうするんだと聞かれたのでいやこっちから連絡しなきゃそれで終わりだ、と言うとちゃんと決着をつけたほうがいいみたいなことを言われる。

最後のシーンでは実家のきざみうどんを食べていたような気もする。

 

何かをした果てに何かがある、という生き方はあまり良くない。

例えば僕はヨガをやっているが健康のためにやっているわけではない。目標にしているアーサナはあるがそれができたところで何がどうなるわけでもない。

果てに何もなくてもそれ自体が楽しいことをやるのがいいと思う。それがない人生を貧しい人生という。

  

体が火照って眠りづらいので、こういう時は読書だな…と思って読み始めた。

2021年このミス海外編の3位なのだが、重厚な歴史ミステリ長編ということでちょっと躊躇していた。Amazonレビューにも「途中で挫折した・しそうになった」という人がチラホラ。

眠くなることも半ば期待しつつ読み始めたのだが、いや、全然眠くならない。王政復古の時代のイギリスのことなんて知らないが、苦にならず読める。そして面白い。

そこで思い当たった。若い頃にいろいろ乱読したおかげで、そこらのミステリ好きとは読書における「足腰の強さ」が違うのだな…と。まあ、自慢するようなことでもないが。

そして今はヨガで足腰を鍛えています、というオチ。