2022-05-01

強い決意のもとに何事かを始めてうまくいったことがないため、向いていないのだろうと思っている。それは単に決意や覚悟が足りなかっただけなのかもしれないが、とにかく向いていないのは確かだ。

強い決意をもって何事かに参画し主体的に取り組み結果を出して自分も大きく成長しました、みたいなストーリーが世の中には溢れていて、そういった価値観から言えば僕はクズである。

では何なら比較的うまくいったか。自分の好奇心から始めて探究心に火がつき、強い意思がなくても継続できたこと。あるいは気がついたら巻きこまれていて、いつの間にか自分の生活習慣が変わっていたようなこと。

主体的に自分を変えようとしたわけではない。いつの間にか別の自分が生まれていた。変容していた。

僕は主体性を尊ぶ。上の子供は既にして主体性の塊である。一方、主体性ばかりが持ち上げられる世の中は嫌いである。その二つは特に矛盾していない。

自分の話に戻ると、強い決意やそこから派生する主体性に頼らずいかに自己変容を組織するかがテーマになるかもしれない。

組織といっても意図的に行うのは難しいので、実際にできることは促したり、芽を作ったり、そんなことになるだろう。