2022-01-15

去年のこのミスで買った「パリのアパルトマン」を読んだ。上の子が保育園に行っていれば軽めの文庫本一冊は読めることが分かった。

うっかり一年ほど積ん読していたのだが、やはり紙で本を読むのは贅沢な体験だなと。特に小さな子供がいると扱いが難しいし、場所を取るし。しかしそういう手間がかかるからこそ享楽的な行為なのだともいえる。

育児をやっていると時間も空間も足りなくなるので、それらを潤沢に使う享楽からはどうしても遠くなる。しかしそれもまた人生。頻繁に味わっていると享楽にも慣れてしまうのものだ。